『監視する人される人』
高性能マイクが新たに導入されそうです。
というか導入しなければならなくなりました。
今度のマイクはエコーキャンセラがついており
かなり高音質で音を拾うことができる。
お値段なんと12万。
マイクではなく他の部分に出資してほしい。
もちろんこんなの付いてほしくないし、付けたくない。
でも管理者という立場上ボスの言いなりなんです。
板ばさみ状態。かなりつらい。
研究室の音を聞く前に、
誰か僕の心の音を聞いてくれ。
___y
『エレガントでキッチュな宇宙』
1990年に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡からの映像
そのまま目を閉じて、宇宙の彼方に意識を飛ばせ
あっちの方へ何光年かいったあたりを彷徨う望遠鏡からの眺めは、
エレガントで意外とキッチュ
http://hubblesite.org/gallery/album/
同時平行宇宙とか
ダークマターとか
逆流する時間とか
(あるところまで行くと宇宙は膨張から収縮に転じる、
すなわちエントロピーが増大から減少に転じる、
つまり時間は逆流する)
宇宙物理科学の最先端は
現実逃避にもってこい
___a
『逆まわりの世界』
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- あるところまで行くと宇宙は膨張から収縮に転じる、すなわちエントロピーが増大から減少に転じる、つまり時間は逆流する---
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をテーマに書かれた本がある。
フィリップ・K・ディックの『逆まわりの世界』である。
フィリップ・K・ディックといえば『ブレードランナー』として映画化された『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』の方が有名である。
逆まわりの世界だからいろんなものが逆まわりになっている。
ストーリーは、あるとき宇宙のエントロピーの増大が終わり、逆に減少が始まった時、つまり時間の進行が逆になってしまった世界の物語。
例えば、
タバコを吸うシーンが多々あるのだが、フィルターだけのタバコに火をつけ煙吸っていくにつれてタバコの長さが徐々に元通りになっていく、
死んだ人がお墓の中から蘇り、老人→成人→少年→幼児→赤ちゃん、そして最後に子宮に帰っていくといった、一生のうちに経過していくプロセスを逆側からトレースする。
といった具合である。
でも、逆まわりの世界になっていると思ったのはこれぐらいで後はほとんど破綻している。普通にご飯食べているし、コミュニケーションも普通に行っているし、インフラも・・・
物語を円滑に進めるには多少の妥協も必要だったのかも。
それにしても物語の内容はひどかった。外国文学特有の理解しにくい翻訳だし、読む価値ないです。
____y