『余り』

yanjima2005-06-19

今日は見学会。鬼石多目的ホールと富弘美術館を見学する。今回の目的は富弘美術館の円と円の間にできたスペースはどんな使われ方をしているのかを調査すること。こういう部分は雑誌の写真にも掲載されなずお目にかかれないところだからきっとみんなも気になっていた部分だと思う。現地に到着してみんなが昼飯をほおばっているところ一人建物の周囲を歩き回る。

  
そこには空調のファンがあったり、植木鉢が置いてあったり、何にも無かったり、
  よく分からないホースが巻かれずに放置されていたりとかなり目立つように備品群が置かれていて悲惨な状況。途中、梯子が置いてある場所があった。ここも物置かぁ、と思った瞬間悪島が目を覚ましてしまった。梯子を上れば屋上見れるジャンと思い一目散に梯子に飛びついた。気づいたら屋上にいたけどいい眺め。周りに山と湖がありかなりよいロケーションだった。

しかしながら、屋根の上でも奇怪なホースが円と円の間の空間に垂れ下がり、それが養分吸っている有機体みたいで不気味だった。しかも屋根の素材のせいなのか、太陽の熱を吸収していて表面が熱く、手のひらをつけていられない状況。

内部空間は、それぞれの円でさまざまなテクスチャーを使用していてなかなか面白かった。
見たこと無いような素材(いくらみたいな青い小さな粒粒)を壁面にスマートに使用していたり、高級な大理石を使ってみたりとかなりセンスが良かったと思う。それに比べて鬼石町のほうは酷かった。予算途中でなくなっちゃいました感丸出しだったし。

追記:
帰りのバスで発見しました。朝も早かったしかなりお疲れだったのでしょう。

今日見た二つの建築よりもダイナミックだった。


_____y


待ってました!
今日は布団の上でおとなしくしていたのだよ。
ルポルタージュキタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
建築の「余り」もダイナミックななんかも見たかったな。残念
ところで
富広の円形の壁は、小さい絵しか飾れないよね?
なんか工夫してた?
___a



壁にはこれといった工夫は無かったよ。壁に絵がつってあった。でも円形の部屋だから部屋の中心に立って音を立ててみると、すべての音が中心に反響してきて不思議な響き方をしていた。さらに不思議なことに周りにたっているとこの反響は聞こえなかったのだよ。

___y

音か。それは行ってみないとわからない要素だな
あれってそもそもとにかく円を反復して、
形態のヒエラルキーっていうか
円とか中心とかの象徴的な意味合い(同時に建築の意味さえ?)をなるべく薄めて、或いは無視して、
その上で、
視覚的な表面だけ、テクスチャーだけで
空間を定義(或いは、状況に干渉?)しようってわけだね?
Y氏はその様を見て、やはり『嗚呼、「余り」にポストモダン・・・』と嘆くだろうか
http://tenplusone.inax.co.jp/archives/2003/08/11015620.html
___a